私は私をあとにして

熊木杏里( Anrico ) 私は私をあとにして專輯

6.幽靈船に乘って

作詞:熊木杏里
作曲:吉俁良

電話が鳴った 過去から鳴った
友達にさえなれないままの
好きだった聲が電話を這った
もう忘れたと言えなくなった
にわかに私 の體溫が
あなたの溫度になってゆく
さよならをした私 だった
さよならをしたはずの戀だった
どうして今さら會いに來たの?
記憶の外の幽靈船に乘って
あなたはもうすぐ 故鄉へ行く
二度と戾ってこないと言った
別れた時も同じだったね
夢に破れてしまったあとで
あの時 あなたが望んでた
私 は自由じゃなかった
今ならきっと悲しいことも
あなたの前で笑ってやれるだろう
だけど私 の悲しみを
今もあなたは知らないままなのよ
そこは冷たいところなのね
あなたの聲が震えてる
心殘 りの幽靈船に乘って